【マネジメント】適正な報酬を得たいと思うなら、給与アップの中身と市場価値を整理してみる

結論

  • 現在の年収に対する向上心または不満に対しては、まずは市場の情報から客観的判断を下すのが良い。
  • 例えば、インフレ率と給与のアップ率の差分を比較して、市場の成長率以上に自分の価値が上げられているかを評価する。
  • 平均年収は中央値と平均値の「両方」を見ることを提案したい。統計上はよく中央値を用いられるが、少子高齢化が進むことでこれまでの常識が変わっていくことと、上には上がいるということを感じてモチベーションを保つことが主な理由。

引用

インフレ率に対して高い賃金上昇率のある職業(米国)が紹介されている

給与アップに対する考え方

日本の給与において、「ベースアップ」「定期昇給」「役職アップによる昇給」などの用語が混同されることがある。さらに市場情報、人事、社長、上司からの給与アップに対する期待とフィードバックがまったく違うこともある。自分自身の役職や役割が上がっていくほど、顕著になりやすい。
会社にも個人にもキャリア成長のためのノウハウがまだまだ少ないと割り切り、自分自身で自分のキャリアを構築していくことが重要だ。

平均年収の考え方

平均年収を見るときには、調査集計データの中央値がよく用いられる。一部の高年収の人々の影響が大きいため、平均値よりも「全体の真ん中の値」に近くなりやすくなるためだ。

  • 中央値: 小さい順に並べた数のうち真ん中に位置した数。偶数の場合は中央に近い2つを足して2で割る。
  • 平均値: 全部足して個数で割った数。統計学上は調和平均などと区別するために算術平均ということもある。

インフレ率と給与アップ率

米国でのインフレ率はほとんどの年で1%後半~3%台アップし続けている。
日本はマイナス(デフレ)となった年も多い。長期的にはインフレしていると言われることもあるが、例えば年別のインフレ上昇率を見ると消費税導入と消費税増税のインパクトが大きいとも考えることができる。
いずれにしても、インフレ率より年収上昇率が低ければ、一般的に買えるものが減ることになる。また、自分自身は毎年年齢を重ねていくことも考慮したい。

平均年収を見て、給与アップの可能性を考えてみる

自分の年収と平均年収を様々な角度から比較することで、年収アップのためにとれる選択肢が変わってくる。例えば、下記の3点を見ることで、今の延長上の仕事でキャリアアップ可能なのか、少し違う道(職種の変更・異動や転職)を模索しなければならないのかのヒントともなる。

  • 自分の年収が全国民の年収平均値(・・・と中央値)から比べて多いか少ないか。
  • 自分の年齢に対する年収平均値から比べてどうか。
  • 自分が働いている業種に対する年収平均値から比べてどうか。

すべての平均年収において自分の年収が低い場合は、基礎的な力が不足している可能性がある。すべての平均年収において自分の年収が高い場合は、別のチャネルで市場価値を上げていく必要性が見込まれる。

例えば、あるとき会社からの評価が低かったと感じた場合にも、逆に会社からの評価が高かったと感じた場合にも、客観的に自分が十分な成長をしているのかを見直す機会とできる。

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