個人でファイルを管理する際には、どのようなことに注意するといいのでしょうか?ここでは、個人でファイルを管理する際に注意すべきセキュリティについてご紹介しましょう。
使っているソフトウェアを最新版に更新する
不正アクセスの対象に、普及が広く行われているソフトはなる恐れがあります。
OSやソフトウェアを使う場合には、特にセキュリティ対策に注意しましょう。
対策例としては、下記のようなものが挙げられます。
- ソフトウェアを最新版へ更新する
- OSのセキュリティを更新する
- サポートが終了したOSは使わない
- 必要ないソフトはインストールしない
「そりゃもっともだ」と思われてスルーしようとした方、ときどき、これらのノウハウをぜひ思い返していただきたい。日本人は世界の中でもかなりアプリをたくさん使い(無料に弱い)、道具を長く使い続ける(もったいない精神)傾向にあります。パソコンを5年以上使っている方、複数台持っている方も少なくないはず。たまに自分の環境を整理してみると、「あ、確かにこれは古いしいらないな」と気がつくこと請け合いです。
ウイルス対策を行う
個人で使っているパソコンについても、セキュリティ対策が重要です。
主な対策は下記が挙げられます。
- ウイルス対策ソフトを導入し、最新版のウイルス定義ファイルに更新する。
- 疑わしいサイトからファイルをダウンロードしない。使わない。
- 発信元が信頼できない場合のメールに添付しているファイルは開かない。
- 発信元が信頼できない場合のメールに書かれているURLへアクセスしない。
- 違法なコンテンツをファイル共有ソフトでダウンロードしない。
パスワードを設定する
適切にユーザーアカウントを管理して、セキュリティレベルをアップしておきましょう。
パスワードやユーザーアカウントの簡単なものは、不正に悪意がある第3者に使われる恐れがあります。パスワードとして安易に連想されやすいものを使っている場合は、パスワードをすぐに変えましょう。
主な対策としては、下記が挙げられます。
- パスワードを組み合わせが複雑なものに変える。
- ログインするパスワードを時々変える。
- 定期的にパスワードを変える。
- パスワードの使い回しを避ける。
パスワードを破る側の技術もどんどん進化しているので、素人が考えたパスワードでは大した効果はないかもしれません。しかし、例えば 123456 といったものよりは、工夫をしておくことで被害を軽減する効果は十分に期待できます。
いちいちサービスごとにパスワードなんて覚えきれない、という方にアイデアを1つ共有しましょう。使い回しを避けつつ、強いパスワードにするために、半分だけ共通・半分だけオリジナルのパスワードを作ります。
例えば、前半の4〜5文字は共通パスワードとして、最後の4文字だけサービス名を入力する方法です。こうすることで共通部分のみ覚えておき、サービスごとのパスワードを全てオリジナルに保つこともできます。
- ABCDサービスの場合 > Teco35ABCD
- EFGHサービスの場合 > Teco35EFGH
- Amazonサービスの場合 > Teco35Amaz
その他
セキュリティ対策を普段から行うことも大切です。
対策としては、下記が挙げられます。
- 通信はセキュリティ対策が行われている無線LAN環境で行う。
- WPA/WPA2に暗号化方式をする。
ユーザーアカウントやパスワードはSSL通信をしている状態で入力する。 - パソコンや携帯端末に必ずパスワードロックをかける。